2019年度 新卒入社
建築工事部主任
安藤 優太
子供時代から高校まではスポーツアスリートを目指し、サッカー漬けの日々を送っていた。大学進学を含めた進路を決める際に「将来的には手に職がある方が良いかも」という理由で、建築業界を選ぶ。入社から丸4年で所長となり、大きな現場をまかされている。尊敬する熟練所長や先輩所長たちに続くため、日々、奮闘中。
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会社の第一印象は、
コミュニケーションが良さそう。
その通りでした。一級建築士の予備校に通っていた時に、担当者の方から紹介していただいたのが古久根建設でした。私の場合は、就職活動や面談ではなく、自分で会社訪問に行って現場を見せてもらい、そのまま飲みに連れて行ってもらって(笑)、最終的には雰囲気で入社を決めた感じです。
会社の印象は、コミュニケーションがよく取れていて、配属に気を使っているなと思いました。実際に入ってみたら、想像通り、上下関係がしっかりしているのに対等で、何でも聞けるオープンな空気があって働きやすいですね。
実は、会社訪問に行った時には、すでに数社から内定をいただいていたのですが、なかなか決めきれずにいたんです。古久根建設が気になったのは、これからの時代、ビルやマンションなどを建てる仕事をするのであれば、東京に本社がある企業の方がいいんじゃないか、じゃあ、見に行ってみようかと思い立ったんです。学生の頭で考えたことではありましたが、結果的には正解だったと思っています。
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入社時に目標設定していた
「資格合格と所長昇格」を
4年目に同時達成今は5年目で所長をしています。入社が決まって施工管理について調べていたら、資格は取るのが当たり前、誰もが目指すポジションは「所長」であることがわかり、じゃあ、まずはそこをゴールにしようと思いました。
ただ、自分の所長就任の話は、実は辞令よりも先に飲みの席で聞いたので(笑)、その時は冗談だと思いましたね。辞令を受けたときは「やった!」という嬉しい気持ちと、たった4年でやってしまって良いのかという不安とが半分ずつ。所長の中では圧倒的に経験が足りませんから、たくさん現場をやらせていただき、これから自分の経験値を上げていくしかないと思っています。
私の父や祖父くらいの年齢の職人さんにも指示をしなければならない立場ですので、休憩時間には自分からいろいろと話しかけて、オン・オフの切り替えをするようにしています。若い職人さんとは一緒にごはんや買い物に行ったりして、仲良くしています。
肩書が偉くなっても、私が偉いわけではありませんし、私はみんなと仲よくチームとして働きたい。現場は所長によって働く環境が大きく変わりますので、今まで経験してきた、上司の良いところを再現できるように努力中です。
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変わったのは責任の重さ
優しくフラットな職場環境に支えられている会社訪問の時に感じた、社員の仲が良いという印象は、所長になってからも変わりません。社員同士も今までと同じですし、所長同士では、お互いに現場に顔を出してサポートしあうこともあります。この優しくてフラットな環境には、感謝しかありません。
この4年で一番変わったことは、責任の重さです。以前は指示に従っていれば正解でしたが、責任のある立場になると、プロジェクトで起きたことを、どう次の仕事へとつなげていくかも考えるようになりました。
所長になる前は仕事が終わったら早く帰りたいと思うことが多かったですが、今は遅れが出ることがあれば残ってでも仕事を終わらせるようにしています。同じ緊張感をもって仕事するのでも、以前は上司に叱られるという緊張ですが(笑)、今は工事を成功させることへの緊張感に変わりました。
そうは言っても忙しくなると、気持ちに余裕がなくなってしまうこともあります。そんな時には、部下が私の状況を理解してくれ、タイミングよく声をかけてくれています。理想としてはもっと優しく、話しやすい環境を作ってあげたいのですが、今はまだまだで、そうなれるようにしていこうと思っています。
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想像していた自分を超え、
未来の自分に期待できるようになった一般的に所長には40代でなるものですが、うちでは、それを10年15年も早くゴールさせてくれます。よそにはない教育・人事制度のおかげで、私が社会人になった頃に想像していた自分を、軽々と超えていくことができました。そして、この先の自分自身の将来の姿にも、期待できるようになりました。
はじめは「30代で所長なんてあり得ない!」と思っていました。事例があっても、その人がすごいだけで、自分とは関係のないことだと思っていたんです。でも上司の方々が、自分の経験を隠さずに教え、現場で見せてくれたことが、少しずつ私の中にしみ込んだのだと思います。
今まで数多くの所長に仕事の相談をしてきましたが、方法や考え方が違っても、必ずその方の正解を教えていただきました。所長の数だけ現場の正解がある、つまり、この会社にはたくさんの技術があることを、私は身をもって実感しています。
創業からの歴史分だけ正解があるから、うちは老舗企業ならではの仕事ができているんです。今より会社が大きくなるころには、それを教える人材も必要ですから、今のうちにたくさんの経験をして、自分の失敗談も含め、いろんなことを伝えられる上司になりたいです。